プロヴァンス滞在記

Conques
最後の審判を表現したこのタンパンには珍しく彩色の跡もうっすら見られる。 全体右側は地獄を、左側は天国を表現し、中央に審判者キリストの威厳のある姿を、その下には信徒の生前の善悪の量を計るための天秤が描かれる。 悪の量が多い者は怪物の口に吸込まれ右側の地獄へ、善の量が多い者は(天使に誘われ)左側の天国へと…じつに分かりやすい構図だ。 タンパンの縁取りの彫刻もユニークで見逃せない。


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